今週は全16社から優待関連の発表がありました。
特に目を引くのは、ブッキングリゾートや関通、くふうカンパニーなどの優待新設ニュースです。一方で、マンダムやウエスコHDのような優待廃止も目立ちます。
短時間で全体像を把握できるよう、変更ポイントを簡潔にまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
会社名のリンクから一次情報(PDF)も確認できるので、銘柄選びや投資戦略にお役立てください。
2025年9月12日(金)のニュース
リベルタ(4935)
【変更】1対5の株式分割に伴う優待基準の変更
2025年12月31日を基準日として、1株につき5株の割合で株式分割を実施すると発表しました。これに伴い、株主優待の対象基準が「300株以上」から「1,500株以上」に変更されます。優待内容であるオンラインショップの7,500円分のポイント贈呈や商品購入代金10%オフについては実質的な変更はありません。
ブッキングリゾート(324A)
【新設】100株以上で自社施設等の宿泊割引券
株主優待制度の新設を発表しました。毎年4月末日を基準日として、100株以上を1年以上継続保有する株主を対象に実施されます。保有株式数に応じて、自社直営施設等で利用可能な施設利用割引券が10,000円分から最大40,000円分贈呈されます。なお、初回となる2026年4月末基準については、保有期間の定めはありません。
紀文食品(2933)
【決定】秋冬新製品を含む自社商品詰合せに決定
2025年9月30日を基準日とする株主優待の内容を決定しました。本年度は昨年の構成をベースに、秋冬の新製品や健康訴求商品などを盛り込んだ内容に見直されています。300株以上で約3,500円相当、1,000株以上で約6,000円相当の自社商品詰合せが贈呈され、さらに1,000株以上では約6,000円相当のおせち詰合せも追加で贈呈されます。
JM HD(3539)
【変更】1対2の分割に伴い100株優待を新設
2025年10月31日を基準日とする1株から2株への株式分割と、これに伴う株主優待制度の変更を発表しました。2026年7月末基準より、分割後の100株保有で1,000円分のグループ商品券がもらえる区分が新設されます。200株以上(分割前100株)などの優待内容については、実質的な変更なく従来の精肉関連商品やこしひかりなどが維持されます。
ウエスコHD(6091)
【廃止】配当への還元集約のため優待制度を廃止
株主への公平な利益還元のあり方を検討した結果、優待制度を廃止し、今後は配当等による利益還元に集約すると発表しました。これに伴い、2025年7月末日を基準日とした優待券の提供を最後に株主優待制度は終了となります。なお、最後の優待券は2026年10月末まで利用可能です。あわせて当期の期末配当を2円増配することも発表しています。
シルバーライフ(9262)
【再開】200株以上で自社EC商品券5000円
2023年12月に廃止した株主優待制度の再開を決定しました。自社商品の充実や投資魅力の向上を目的としており、毎年1月末日を基準日として200株以上を保有する株主を対象に実施されます。対象株主には、自社ECサイト(ライフミール)で利用できる商品券5,000円分(500円券×10枚)が贈呈されます。初回基準日は2026年1月末日です。
関通(9326)
【新設】プレミアム優待倶楽部のポイントを導入
投資魅力の向上や株主との対話強化を目的に、株主優待制度を新設します。初年度は2025年11月末日基準で700株以上保有の株主が対象となり、3,000ポイントなどが贈呈されます。次年度以降は基準日が8月末日となる予定です。ポイントは5,000種類以上の商品と交換可能です。
ヤーマン(6630)
【変更】決算期変更に伴う基準日変更と内容決定
決算期の変更に伴い、株主優待の基準日を従来の4月末日から12月末日へ変更することを発表しました。あわせて2025年12月期の優待内容も決定し、100株以上を保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて自社直営店などで使える株主優待割引券(5,000円分〜最大23,000円分)が贈呈されます。優待券は2026年5月11日から11月30日まで利用可能です。
2025年9月11日(木)のニュース
テルモ(4543)
【変更】端株優待を廃止し長期優遇クーポンを新設
テルモは、株主優待制度の変更を発表しました。自社製品の優待販売およびオリジナルカレンダーの贈呈対象が、これまでの「全株主」から「100株以上保有の株主」に変更されます。さらに、カレンダーの贈呈対象は1年以上継続保有の株主に限定される一方で、100株以上を2年以上(4期連続以上)継続保有する株主に対しては、新たに1,000円分の自社製品購入に使える電子クーポンが贈呈されます。
特種東海製紙(3708)
【変更】株式分割に伴う優待の保有株式数基準を変更
特種東海製紙は、2025年10月1日を効力発生日とする1株から3株への株式分割に伴い、株主優待制度の保有株式数基準を変更すると発表しました。2026年3月末基準より、トイレットペーパー等の優待がもらえる最低基準が「100株以上」から「300株以上」に変更されます。同様に、これまでの300株以上の区分は「900株以上」へと変更となりますが、これは株式分割に伴う調整であり、実質的な優待内容に変更はありません。
2025年9月10日(水)のニュース
マンダム(4917)
【廃止】TOB成立を条件に株主優待制度を終了
マンダムは、カロンホールディングス株式会社による公開買付け(TOB)が開始される予定であることを踏まえ、株主優待制度の廃止を発表しました。本公開買付けが成立した場合、上場廃止となる見込みであり、2026年3月期以降の株主優待制度は廃止となります。また、これに伴い2026年3月期の中間配当および期末配当を無配とすることも併せて発表されています。
扶桑電通(7505)
【拡充】1対2の株式分割に伴う株主優待の実質拡充
扶桑電通は、2025年10月1日を効力発生日とする1株から2株への株式分割を実施すること、およびこれに伴う配当政策の基本方針の変更と株主優待制度の実質的な拡充を発表しました。株式分割後も従来の優待基準は維持されるので、実質的に拡充となる内容です。
2025年9月9日(火)のニュース
くふうカンパニー(4376)
【新設】100株でZaimプレミアムなどが1年無料
くふうカンパニーは、新たに株主優待制度を導入すると発表しました。毎年9月末日を基準日として、100株以上を保有する株主を対象に実施されます。優待内容として、家計簿サービス「Zaim」のプレミアムサービス1年間無料利用券や、スポーツ型アミューズメントパーク「ニンジャ☆パーク」の無料利用券など、グループの各種サービスをお得に利用できる電子チケットが贈呈されます。初回基準日は2025年9月末日です。
ReYuuJapan(9425)
【廃止】企業収益の改善を最優先とし優待制度を廃止
ReYuu Japanは、2024年9月末を最後に株主優待制度を廃止すると発表しました。これまで、同社株式への投資の魅力を高める目的で、リユースモバイル事業のオンラインショップ「ReYuuストア」で使える株主優待割引券や、オンライン買取増額券を進呈していました。しかし、利用状況や経営環境を踏まえて検証した結果、廃止するという判断に至りました。
アライドテレシスHD(6835)
【新設】500株以上でデジタルギフト1,000円分贈呈
アライドテレシスホールディングスは、株主優待制度の導入を発表しました。毎年12月末日を基準日として、500株以上を保有する株主を対象に、様々な商品と交換できるデジタルギフト「giftee Box」が贈呈されます。保有株式数と継続保有期間に応じて進呈額が変動し、例えば500株以上を1年未満保有の場合は1,000円分、1年以上保有の場合は2,000円分のデジタルギフトがもらえます。初回基準日は2025年12月末日です。
2025年9月8日(月)のニュース
萩原工業(7856)
【決定】QUOカードなどから選べる優待品内容を決定
萩原工業は、2025年10月末日を基準日とする株主優待の具体的な内容を決定したと発表しました。100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じて自社関連商品やQUOカード、寄付などから好きなものを選択できます。例えば100株以上1,000株未満で継続保有3年未満の株主は、1,000円相当のマスキングテープやQUOカードなどから1点を選ぶことができます。
まとめ
以上、2025年9月第2週(9/7~9/13)の株主優待ニュースでした。
今週は株式分割に合わせた実質拡充や、人気銘柄の優遇条件の確定が相次ぐ1週間となりました。
特にくふうカンパニーなどの優待新設やシルバーライフの優待再開など、個人投資家にとって嬉しいニュースが多かった印象です。一方で、マンダムのようにTOBに伴う優待廃止といったケースもあるため、常に最新情報を追うことが大切です。
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なお、過去の株主優待関連のIR情報については、別記事「株主優待制度の変更情報一覧」などにまとめていますので、あわせてご覧ください。




