今週は全18社から優待関連の発表がありました。
トビラシステムズの優待は、迷惑電話・SMS対策アプリ「トビラフォンモバイル」が1年間無料で利用できる新設優待です。さらに、八洲電機など、ジェフグルメカードの贈呈額が増額される拡充も発表されました。
それでは各社の変更点について、ポイントを絞って解説していきます。
会社名のリンクから一次情報(PDF)も確認できるので、銘柄選びや投資戦略にお役立てください。
2025年8月22日(金)のニュース
ウイルテック(7087)
【新設】優待導入と減配しない配当方針へ変更
2026年3月期より株主優待制度を導入します。毎年9月末および3月末に100株以上を半年以上継続保有する株主を対象に、保有株数に応じて年間2,000円〜6,000円分の社会貢献型QUOカードを贈呈。初回の2025年9月末に限り、保有期間に関わらず実施します。
エンバイオHD(6092)
【拡充】1年以上の長期保有特典ポイントを追加
2024年9月末日以降、毎年9月末日時点で700株以上を1年以上継続保有している株主を対象に、長期保有特典を追加します。現行の「エンバイオ・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」のポイントに加え、保有株数に応じて300〜2,000ポイントが上乗せされます。
日本システム技術(4323)
【拡充】9月末基準日の優待を新設
従来は3月末基準で600株以上を対象としたカタログギフト優待を実施していましたが、新たに9月末に100株以上を1年以上継続して保有する株主を対象に、1,000円分のQUOカードを贈呈します。2025年9月末基準日分から適用されます。
オリエンタルコンサルタンツHD(2498)
【変更】株式分割に伴う優待基準の調整
2025年9月30日を基準日として、1株につき2株の割合で株式分割を実施します。これに伴い優待制度を変更し、保有株数基準を分割比率に合わせて調整します。具体的には、従来の100株以上(1年以上保有)という条件を200株以上とするなどスライドさせますが、実質的な優待内容や基準に変わりはありません。
2025年8月21日(木)のニュース
コタ(4923)
【変更】転売対策の強化と長期保有制度の拡充
優待品の不正取得や転売対策を強化するため、2026年3月末基準より「独自名簿」に基づく運用を開始します。転売が確認された場合、優待権利停止期間を従来の1年から3年に延長。一方、長期保有優遇を拡充し、6年超の継続保有区分を新設。100株以上で8,000円相当、3,000株以上で15,000円相当の自社製品が贈呈されます。「株主優待制度に関する補足説明資料」も公開されています。
エアトリ(6191)
【廃止】公平な還元の検討により優待制度を終了
2025年9月末を基準日とする優待より、優待制度を廃止することを決定しました。これまで「エアトリ・プレミアム優待倶楽部」を実施してきましたが、株主に対する公平な利益還元のあり方を検討した結果、配当による直接的な還元へ集約する方針です。
極楽湯HD(2340)
【変更】優待券の電子化と利用可能店舗の変更
2025年9月末基準分より、利便性向上とコスト削減のため、株主優待券をアプリ等を利用した電子チケットへ変更します。また、システムの都合上、中国の一部のグループ店舗での利用ができなくなるなど、利用可能店舗の変更も行われます。
養命酒製造(2540)
【決定】2025年9月末優待の商品セット内容
2025年9月30日を基準日とする株主優待の具体的な商品内容を決定しました。100株以上保有の株主に対し、継続保有期間に応じて自社商品詰め合わせを贈呈。3年未満(1,500円相当)は「黒酢」や「のど飴」など、3年以上(3,000円相当)はそれらに加え「白養なべ」や「牛すじカレー」などが含まれる豪華なセットです。
トビラシステムズ(4441)
【新設】迷惑電話・SMS対策アプリが1年間無料
毎年10月31日を基準日とする株主優待制度を新設しました。100株以上を保有する株主を対象に、一律で迷惑電話・迷惑SMS対策アプリ「トビラフォンモバイル」の1 年間無料利用権を贈呈します。初回基準日は2025年10月31日となります。
2025年8月20日(水)のニュース
エンビプロ・ホールディングス(5698)
【廃止】配当重視の方針へ変更し制度を廃止
株主資本配当率(DOE)を株主還元の指標として採用し、より安定的な配当を実施する方針への変更に伴い、株主優待制度の廃止を決定しました。2026年6月末日現在の株主名簿に記載された株主への贈呈を最後とし、今後は配当による直接的な利益還元に集約するとしています。
八洲電機(3153)
【拡充】創立80周年を記念し優待額を増額
来年度に創立80周年を迎えることを記念し、株主優待制度の拡充を発表しました。従来は保有株式数及び継続保有年数に応じて500円~7,000円分の「ジェフグルメカード」を贈呈していましたが、2025年9月末以降は1,000円~10,000円分に増額します。
エコミック(3802)
【変更】QUOカードからデジタルギフトへ変更
DX化の推進および投資魅力の向上を目的に、2026年3月末基準日より優待品目を従来の「QUOカード」から「デジタルギフト」へ変更します。AmazonギフトカードやPayPayマネーライト、ビットコインなど多様な選択肢から選べるようになります。贈呈額については、現行の基準を維持する形での移行となります。
フェリシモ(3396)
【決定】自社サイトで使えるeクーポンを贈呈
2025年8月末基準の株主優待内容を決定しました。100株以上保有の株主に対し、保有期間に応じて自社ウェブサイトで利用可能な「フェリシモ定期便専用 お買い物eクーポン」を贈呈します。1年未満で1,000円分、1年以上10年未満で3,000円分、10年以上で8,000円分となります。
2025年8月19日(火)のニュース
note(5243)
【新設】noteで使えるポイント贈呈制度を導入
自社サービス「note」への理解を深めてもらうことを目的に、株主優待制度を導入します。毎年11月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主が対象です。100株以上200株未満で3,000ポイント、200株以上で6,000ポイントを贈呈。ポイントは1ポイント1円として有料記事の購入などに利用可能です。初回は2025年11月末基準より実施されます。
ジェイ・イー・ティ(6228)
【変更】株主優待品の発送時期を変更
2025年5月16日付で開示した「株主優待制度の導入に関するお知らせ」で記載されていた、株主優待品(自社子会社製品)の発送時期を、従来の8月〜9月から「10月下旬」に変更します。
2025年8月18日(月)のニュース
フライングガーデン(3317)
【変更】株式分割に伴う優待基準の調整を実施
2025年10月1日付の1株から2株への株式分割に伴い、優待制度を変更します。分割後の最低保有基準を従来の100株から200株以上に調整。分割により投資単位が引き下がる一方、実質的な優待取得のハードルや贈呈額(優待券または自社商品)に変更はありません。
パン・パシフィック・インターナショナルHD(7532)
【変更】1対5の株式分割に伴う優待基準の変更
2025年10月1日付で実施される1株につき5株の株式分割に伴い、株主優待の優待基準を調整します。これまで「100株以上」としていた基準は、優待額はそのままで「500株以上」にスライドされます。一方、新たに分割後100株以上と200株以上の区分が追加され、それぞれ300ptと1,000pt分のmajicaポイントを進呈します。2025年12月末基準日分から適用されます。
テクノロジーズ(5248)
【補足】新設優待に係る費用等の詳細を公表
2025年6月に発表した新設優待制度(デジタルギフト等)に関する補足説明を行いました。優待導入により株主数が約2.3倍(2,601名)に増加したことや、対象となる株主が継続保有した場合の見積費用が最大で約3,130万円となる試算を明らかにしました。
まとめ
以上、2025年8月第4週(8/17~8/23)の株主優待ニュースでした。
今週は、トビラシステムズやnoteの優待導入、八洲電機の増額といったポジティブな新設・拡充が相次いだ一方、エアトリやエンビプロの廃止も発表されるなど、今後のポートフォリオ管理に欠かせない情報が多い1週でした。
当ブログでは引き続き最新の優待情報を分かりやすくまとめていきますので、ぜひブックマークしてチェックしてください。今週も最後までお読みいただきありがとうございました!
なお、過去の株主優待関連のIR情報については、別記事「株主優待制度の変更情報一覧」などにまとめていますので、あわせてご覧ください。




